仕事をするひとになって一年が経とうとしている。
仕事をするひとになって、同人誌を出した。仕事をするひとになっていなければ金銭的に難しかったろうと思うし、仕事をするひとでありながら物語を愛するひとでもいることができてよかったとも思う。『花束みたいな恋をした』、いい映画だったな。
就職活動をしていた間、それに関するツイートはほとんどしなかった。してもすぐに消していた。
これは他者のアカウント運用に対する感情ではなく、あくまでもわたしがher_adolescenceをどう運用するのかという話でしかないのだけれど、なんとなくそれに関するツイートをするのはダサいような気がしていた。というか、ダサくない形でツイートするのはすごく難しいと感じていた。
自意識がどう文章に反映されるのか、完全にコントロールすることはできない。自分の愛するものや、自分にとって大切なもののためなら、そこにダサさが入り込むことも引き受けられる。けれど、就職活動というものは、それを引き受けるに値しないわりにやたらと手に余る。そういう感じだった。
今は仕事をしているが、仕事の話もあまりツイートしない。これもやはり、してもすぐに消してしまう。
仕事が楽しいという話を仕事が苦しいひとに見せるのも、仕事がめんどくせ〜という話を仕事をしていないひとに見せるのも、なんかヤダな、と思ってしまう。他者の心に与えかねない影響に対して、自分がそれをどれほど発言したいのかが、ぜんぜん釣り合わない。
(重ね重ね、わたしはTLの労働ツイートが好きだし、これはあくまでも自分がher_adolescenceをどう運用したいのかというだけの話です。昔はアカウントの影響力とか言われても知らね〜〜〜〜と思っていたけれど、だんだんそうでもなくなってきた)
自分が年齢を重ねるにつれて年下のフォロワーが増えるという当たり前のことを、最近よく考える。自分が誰かにとって「おとな」であることを。
Twitterを通して垣間見る「おとな」が仕事のためにひどくくたびれていて、「おとな」になりたくないな……なんて思わせてしまったら、せつない。かといって「おとな」が楽しそうに仕事をしていても、自分はそうはなれないかもしれない……とかえって不安になるかもしれない。それは悲しい。そういう気持ちが、今はいちばん大きい。
いや結局デカい自意識なんだけど。他者からどのようにまなざされているのかを気にしていることには違いないのだけど。
ただ、就職活動に関しては、どちらかといえばそれを既に通過した人間のことを意識していた。けれど仕事については、まだ/今は仕事をしていないひとへの意識が強い。
「おとな」や「こども」は絶対的なものではなく、場面ごとに相対的に発生するものに過ぎない……とは昔から思っていたけれど、自分が「おとな」であることを意識する場面が増えた……というか、Twitterという場面における自分の「こども」率みたいなものが減ってきているな、と感じる。は? さよちゃんはななさいなのですが? これもう通じるフォロワー減ってそう。かつては「ななさいなので むずかしいことは よくわかりません」というbioでした。
(もちろん、仕事をするひとがイコール「おとな」であるだとか、仕事をしていないひとがイコール「こども」であるだとか、そういうことではない。このふたつの話をいっぺんにするのやめたほうがよかったな)
(人生をどのようにやっていくのか、就労イベがいつどんな形で発生するのか、あるいはしないのかはひとそれぞれでしょう。わたしは臆病で余裕がないので周囲と同じような軌道から逸れるのが怖いです(自己紹介)。みんなにはこんな恐怖や不安がないといいな。なくなってほしいよ)
自分はリアルでもネットでも若さに驚かれることが多かったほうだろうと思うけれど、褒められるたびに若さがやがて喪われることを噛み締めようとしていた。褒められるとたしかにうれしいけれど、そのうれしさをきちんと戒めておかなければいつか痛い目を見るのではないかと。
セーラー服を脱いでからこっち、順調に機会が減っている。まだまだ褒められたい。あの頃もっとちゃんとはしゃいでおいたほうがよかったのかもしれない。
心身がくたびれたとか、何かを喪ったとか、そういうことを感じるときよりも、自分に対して「こども」である存在に何ができるのか、彼ら彼女らにとって自分がどういう「おとな」であるのか、そういうことを考えるときに、「おとな」をやっていきたい。そういう「おとな」でありたい。
「おとな」ってわからず屋の悪いやつばっかりじゃないのかも。「おとな」になるのも悪くないのかも。生き続けてもいいのかも。そう思える「こども」がひとりでも多い世界になってほしいな、と思う。ちなみに「こども」の頃のわたしは自意識がデカかったので「おとな」になったら何かが変わるかもと考えるのはダサいかもしれんし実際そんな変わらんやろと思っていました。かわいいぜ……今も自意識がデカいので自意識のデカい日記を書きました。おやすみ。
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