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すまない。君が望むと望まざるとに関わらず、俺は君を助けたいと思っている。俺のことは許さなくていいから、どうか止めはしないでほしい。好きに詰って構わないから。いつか殺して構わないから。
久しぶりにありのままの姿で君と向き合って、君の怒りをぶつけられて、俺はひどく安堵したよ。俺は君を傷つけるばかりなのに。
今の生活はあまりにぬるくあたたかくて、必要なことを忘れないために、ときどき彼が底にいる海を見に行っている。彼を沈めたときのことを思い出すと、己の義務も思い出す。潮風の冷たさが、身に沁みて、ありがたい。
この手紙をどう結ぶべきか、いつも迷う。それでもやはり、最もふさわしい言葉は、きっとこれだと思っている。
愛しているよ。嘘じゃあないんだ。
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