先日、駅のホームで4、5歳くらいの子が嘔吐してしまった現場に遭遇した。
周囲のひととあらあら〜となり、ぺこぺこする保護者にいえいえ〜とやり、ウェットティッシュを差し出し、いそいそとイオンウォーターを買って戻ったら別のひともちょうど水を買って戻ってきて、ペットボトルを突き合わせてあらあら〜となった。そうこうするうちにまた別のひとが駅員を呼んできて、その場は落ち着いた。こどもは傍目には平気そうにしていて、みんなあんまりその子を心配する素振りはなかったのがよかった。それは保護者の役割であり、保護者がその場を離れず子の心配に徹することができるように周囲の人間が動いていた。ともかく大事ないようでよかった。
わたしたちは、こういう親切を、いつでもどこでも誰にでも、きっとすることができる。そう信じて生きていたい。