RAY IN THE RAIN

赤安:バーでアルバイトをする少年が降谷零に恋をする話です


 

「一夜のあやまちというのは、ほんとうはあやまちなんかじゃない。それは、起こるべき一瞬の奇跡で、運命だから」
 場末のバーで出会ったうつくしい男は、そう言って物憂げに微笑した。
「ほんとうに、僕がきみの永遠でいいの?」
 多分、そのときの彼は、いつも身に纏っているきれいなベールを一枚くらいははだけさせていて、ぼくは益々、彼に惹かれた。

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